もう10年も前の静岡新聞の記事に緑茶で水虫を退治という興味深い記事が載った。 今はもう、なくなってしまった国立静岡病院の、二人の看護婦が考案したという。 以下に記事の全文を載せてみます。 寝たきりの患者らの皮膚トラブル解消に、緑茶の効能に着目した看護婦の石内さん と加藤さん=静岡市城東町の国立静岡病院 ( 大きな写真が載せられています。) 国立静岡病院で,寝たきり患者を悩ます水虫やたむしなど皮膚のトラブルに対して緑茶を使う“治療”が 行われ、成果を挙げている。 考案した二人の看護婦が昨年夏の看護学会で「緑茶 による入浴や清拭(せいしき)で、白癬菌(はくせんきん=原因となるカビの一種)が短期間でほぼ100%消えた」と報告し注目を集めた。 現在は介助浴を必要とする全員を対象に行われている。 二人の研究内容は今春刊行される「緑茶カテキンの凄(すごい)い健康パワー」 にも紹介される。 今春刊行本に臨床例 寝たきり患者の 皮膚トラブル解消 |
白癬菌によるによる皮膚トラブルに緑茶で対処してみようというのは、同病院の加藤 由紀子さんと石内智子さんのアイデア。 昭和大医学部細菌学教室が発表した論文「白癬菌に対する茶およびカテキン(緑茶の渋み成分)の抗菌・殺菌作用」からヒントを得て、七年七月から内科病棟で臨床研究が始まった。 入浴・清拭用の緑茶抽出液は、昭和大の論文の実験液の濃度を参考に「茶葉二百五十グラムを木綿の袋に入れ九十度のお湯八gに十分間浸して抽出し、これに湯か水を八十g足して作る」と決めた。 入浴時にはこれを三十八から四十度、身体を拭くときには四十五度に冷まして使った。 茶葉は病院食で使われたお茶の出がらしを利用した。 脳梗塞で寝たきりだった八十三歳の男性は、足のつめの中に白癬菌が入り込み、つめが真っ白になり波打つように浮いていたが、清拭と足浴で五週間後には完治したという。 「老女の足の裏の乾燥が治った」「アトピーの子供に効いたようだ」と、看護婦たちが私生活で試しても効果があったという。 「緑茶カテキンの凄い健康パワー」は昨年夏の集団食中毒騒ぎなどで殺菌、抗菌作用といった効果面から再認識されつつある緑茶を取り上げようと、東京の出版社が企画した。 大部分を県茶業会議所の藤森進専務が最新の情報を踏まえて執筆している。 定価八百七十円で四月一日発売予定。 問い合わせは県茶業会議所(電054(271)5271へ 1997年2月12日 静岡新聞より 2008年1月26日 記 |