無農薬ハーブ手作り石鹸の店、天然材料のお肌に優しい、液体のキッチンソープ、リキッドソープ

   



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取材情報

毎日新聞 2006年(平成18年)10月3日(火曜日)

毎日新聞2006年10月3日朝刊

全文紹介

  「「食べても大丈夫」なくらい、安心で安全なせっけんを作りたかったんで
す」。ラベンダー、ゼラニウム。自家菜園で採れた無農薬のハーブを使った手
作りせっけんをインターネットで販売し3年ほどになる。30歳を過ぎて肌が弱く
なり、ひどいときは体中にじんましんができ病院に駆け込む時もあった。5年
ほど前、たまたま聴いていたラジオで、家庭でできるせっけんの作り方が紹介
された。軽い興味で作り始めたが、「どうせ作るなら安全性にはとことんこだわ
ろう」。数ヶ月の試行錯誤の末たどり着いたのは、100%無添加のせっけん。
市内3ヵ所の農園を借りて育てた20種以上のハーブを使い、通常はプラス
チックのせっけん型も知人の土地に生えた竹の筒を使用した。

 作り方もいたってシンプル。抽出したハーブとオイルをかき混ぜ、型に流し込
む。取り出すタイミングを見計らうため何度も様子を見る。できあがったせっけ
んは竹の筋がうっすらとつき、一つ一つ違うだ円をしている。完成品は、子供
のようにいとしい存在になる。使い始めてしばらくして肌はしっとり、病院に行く
ことはなくなった。

 せっけんとの出会いが社会との接点も生んだ。より多くの人に使ってもらいた
いと商工会議所主催の創業塾セミナーに参加。30人の会場で還暦過ぎの主
婦は自分一人。老舗和菓子屋女主人、事業拡大を目指す会社社長ー。専業
主婦としてはかかわりのなかった人との出会いに触発され、インターネットでの
販売を始めた。  
「無添加」 「手作」製品が注目され始めた時代の追い風も受け
全国から注文が来た。東京都の女性は、2人の子供をシャンプーする時、いつ
もしみて痛かった手が、このせっけんを使ってからはしみなくなった。「このせっ
けんに出会えて本当に良かった。最高です」。そんな感謝の言葉が励みだ。

 夢は、店名の由来でもあるバラのせっけんを作ること。バラの甘くてどこか凛
とした香り。せっけんにすると香りはほとんど消えてしまうが、いつかは技術を
高め、自分が育てたバラをふんだんに使った甘い香りのするせっけんを作りた
い。「それを使ったお客さんが喜んでくれたら最高です」。安心・安全なせっけん
をという願いから広がった世界。多忙な日々はしばらく続きそうだ。
     
       [賀川智子]



    さくらい・ひろこ ホームページ上には
   「思ったより溶けやすかった」「香りがな
 かった」など購入者から寄せられた率直な
 感想も載せる。手作りせっけんは薬事法で
 は「化粧品」ではなく台所洗剤と同様の「雑
 貨品」に入るため、 美容効果をうたうこと
 はできない。クレーム掲載には「万人に効
 果があるわけではないことを知った上で使
 ってほしい」との願いを込めているという。